ブドウと健康コラム老化に立ち向かう!老化を知る
老化――それは誰もがいずれは向き合うことになる現象。
年齢を重ねても、できることなら見た目も中身も若々しくいたいと思うものです。
同じ年齢でも、肌にハリがありしわやシミが少ない人ほど、若く見られます。
老化ってどういうこと?
生まれてから死に至るまでの体の変化のサイクルのうち、成人するまでのそれを「成長」と呼び、体が成熟した以降は「老化」と呼んでいます。
もの忘れ・夜間のトイレの回数が増える・耳がとおくなる・老眼・薄毛・動悸息切れ・しわやシミの増加・肌のはりがなくなる・・・などがあります。
こうした生活や美容面の不都合だけでなく、高齢になって増えてくる病気の数々も、体の老化に伴って起こると考えられます。
老化の3大原因
- ・酸化
- ・糖化
- ・ミトコンドリア
これらがいずれも影響し合い、さらにほかにもホルモンバランスの乱れなども加わって、老化の症状につながります。
老化の原因その1.酸化――活性酸素による体の“サビ”
活性酸素は、呼吸によって体に取り込まれた酸素の一部が変化したものです。この活性酸素によって、細胞が傷つけられ「サビ」となって蓄積されるのが、老化の一因と言われています。
このサビが「酸化」です。金属をサビさせたり、食品を劣化させたりする作用は、人体の中でも発生しています。
酸化の原因となる活性酸素が増加してしまう背景には、加齢だけでなく、大気汚染や紫外線、喫煙、過度な飲酒、過剰な心身ストレスなども関わっていると考えられています。
活性酸素を増やさないようにするには、これらの要因を減らすように気をつけるとともに、「抗酸化物質」を積極的に摂取するという方法があります。
酸化防止:「抗酸化物質」の活用
この抗酸化物質は、スーパーマーケットでも販売されているような一般的な食品の中にも含まれています。
老化の原因その2.糖化――AGEによる体の“コゲ”
「糖化」とは、タンパク質と食事で摂取した糖とが結びつくことです。その糖化のプロセスでつくられた「AGE(糖化最終生成物)」という物質は、悪玉物質で体に溜まると肌を老化させ、病気を引き起こす原因となってしまいます。たるみやほうれい線、シミの増加など、肌トラブルの多くにAGEが関わっていることがわかっています。 パンケーキがこんがりきつね色になること(=コゲ)ですが、これに見立てて体内で起こる糖化のことを「体のコゲ」と表現することもあります。サビだけでなくコゲついたりしないように意識することが大切です。
糖化防止:余分な糖の排除
糖分はエネルギー源として大切な栄養素ですが、問題なのは「余分な」糖分。
必要以上の糖分は体内で糖化を進め、AGEを発生させる原因となってしまうので、体の糖化を防止するため3つの対策が考えられます。
糖化には血糖値の上昇が大きく関わっています。血糖値が高いとAGEが発生しやすいことから、血糖値の急上昇をおさえることが大切です。これは食べる順序ひとつでも影響があり、野菜やきのこといった血糖値を上げにくい食材から箸をつけていくのがよいでしょう。それから肉や魚などのタンパク質を、糖質を多く含むイモ類やごはん、パンなどは最後に食べる。こうしたことを意識するだけで血糖値の急上昇を防ぐことができます。
糖化をおさえる栄養素には、ビタミンCやカテキン、鉄分、食物繊維、コラーゲンといったものがあります。普段の食事で足りていなさそうなら、サプリメントなどで補うことも一つの方法です。
加えて、AGEそのものを多く含む食べ物を避けることも有効です。熱によってタンパク質と糖が結び付くことでAGEが生成されるので、加熱調理された加工品は高AGEなことが多いです。
糖化防止の観点から、加工肉(ハムやベーコンなど)やファストフード、糖分たっぷりの甘いお菓子、「果糖ブドウ糖液糖」がたっぷり入ったジュース、スポーツ飲料などの取りすぎには注意が必要です。
老化の原因その3.ミトコンドリアの減少――
細胞の“エネルギー工場”がカギ
「ミトコンドリア」の働きは、細胞の活動エネルギーであるアデノシン3リン酸(ATP)を作ること。いわば私たちが生きていくための「エネルギー工場」と言えます。このミトコンドリアは加齢とともに、機能が低下します。その結果、ATPのエネルギー供給量が低くなり、さまざまな内臓の機能低下につながってしまいます。
また、ミトコンドリアはATPエネルギーを作り出す過程で活性酸素を排出します。通常ミトコンドリアは、この活性酸素を除去したり、病原体が侵入した際に撃退して体外に排出しようとする、免疫機能としての働きも合わせ持っています。
ところが、ミトコンドリアの働きが衰えると、活性酸素を除去する能力が低くなり、活性酸素が増えてしまいます。この増えすぎた活性酸素がミトコンドリアを傷つけ、さらに活性酸素が増えてしまうという悪循環。また、歳を取るとミトコンドリアの数そのものも減少するとされています。
ミトコンドリアの活性化:細胞老化の抑制
現在の医学では、ミトコンドリアの量と機能が、人の健康を左右して、老化に関連すると言われています。
私たちの研究成果である「瞬芽ブドウ種子成分」は、新しく生成されるミトコンドリアの量と機能をアップさせます。ミトコンドリアの余力を生かして活性酸素の発生を抑制していくことで、細胞老化を抑制していくことが実験で証明されています。
老化原因は3つ!
「酸化」「糖化」「ミトコンドリア」が、老化に大きく関わります。
質の高い食生活は、体内での酸化と糖化をおさえてくれ、ミトコンドリアを活性化させることが老化抑制につながります。
私たちフィジカルは、世界中の人が健康を維持し向上させて、輝ける毎日を送るためにこれからも研究し続けます。