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2023.11.1

冷えは万病のもと!?温活で体の中から健康に

季節が冬に移り変わるにつれ、
「手足が冷たい」
「身体が常に冷えている気がする……」
など思うときありませんか?
こうした冷えに関する悩みを抱えている方は少なくありません。
なんとかしたいと思いつつも、「まあいいか……」と後回しになってしまうこともあるでしょう。
身体が冷えやすい方は、同時に何かしらの不調を抱えているケースが多く、放っておくと深刻な病気につながってしまうこともあります。冷えは万病のもとといわれることから、ぜひ放置せず向き合ってほしい問題です。
今回は「温活」とはなにか、どこを温めると良いのかを詳しくご紹介します。

温活ってなに

温活とは、体を温めることによって基礎体温を上げ、体の内側から健康に、元気にすることです。
基礎体温が上がることで体の機能を高められ、不調などが改善されます。

冷えによる体の不調

人間は平熱36.5℃が理想的と言われていますが、筋肉量が少ない、過食や偏食、現代の生活環境の変化など様々な要因で、基礎体温が低い人が増えています。
体の冷えは、肥満やむくみ、肩こり、生理不順、不妊、自律神経の乱れなど、あらゆる不調を起こしてしまうきっかけになる可能性があります。
特に女性は、脂肪が多く筋肉量が少ないことから基礎代謝が低めです。

そのため、健康のために意識して体温を上げていくことで、体の内側から健康になる「温活」が、日常に取り入れやすく注目されています。

温活の効果

温活をすると「自然治癒力」が高まります。
人が元々持っている「自然治癒力」ですが、体温が1℃下がると免疫力が30%下がり、ウイルスと闘う力が低下し、さらには血流が悪くなることで体の不調につながります。
逆に体温がたった1℃上がるだけで、代謝が約12%上がると言われ、血液の流れがよくなります。血液の流れがよくなると血液自体の動きも活性化され、体の中のコンディションも整います。
免疫システムが正常に働く体温は、36.5°Cからだと言われていています。
最近は平熱が低い方も多いので、免疫力が正常に動いていない人もいるのです。そういった環境を作ってしまう生活習慣も見直す必要がありそうですが、まずは手軽にできそうな温活を取り入れてみましょう。温活は無理なく心も体も整えます。体質を変えたいと考えたときに、まずは取り組みや
すいのではないでしょうか。

温活で大事な3つの首

温活の鍵となるのは「3つの首」を温めることです。
3つの首は、「首」「手首」「足首」です。温活をするとき、血流の多い動脈が通っている場所を温めることが大切です。「首」「手首」「足首」は、皮膚の近くに動脈が通っていて、この3箇所を重点的に温めることで効率よく体温を上げることができます。
血流を良くすると体温が上がりやすくなるため、温活の際は、「3つの首」を温めることが大事だと言われています。

「首」は、肩こりや頭痛の改善に

首は、冷えて血流が悪くなると肩こりや頭痛になりやすいです。外気を受けやすい冬の時期には、マフラーやネックウォーマーなどの対策がおすすめです。また1日の終わりに、首の後ろをホットタオルなどで温めることで血流がよくなります。

「手首」は、指先の冷えを抑えることも

手先が冷たくて悩む方も多いのではないでしょうか。臓器を温めようと血液が中心へ集中してしまうために指先が冷たくなっていまいます。重要な血管が集まる手首を温めることで血流の手助けをしてくれるので、手首ウォーマーなどで外気から守りましょう。

「足首」は、下半身の血流を戻す役目

足首は、下半身にたまった血液を重力に逆らって戻す役目があります。とても大切な役目を担っているので、温活で血流を常に良い状態にしましょう。レッグウォーマーや靴下などで足首を冷えから守り、1日の疲れを癒すためにも、冬場でもシャワーだけでなく、入浴して足首を温めるのがおすすめです。

それぞれに重要な役割を担っている「3つの首」
外出時だけでなく、お家の中でも、積極的に「首、手首、足首」を温めて、温活を取り入れていきましょう。

まとめ

人間は、本来持っている力を蓄えて発揮する力を持っています。しかし、何かの加減でそのバランスが崩れてしまうこともあります。温活は、その力を高めて整えるサポートをしてくれる一つの方法です。ぜひ毎日の小さな心がけで、体の中から健康に過ごしましょう。

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