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2024.7.10 ,

運動を始めたいならおすすめは水泳!6つのメリット

皆さんは何か趣味や日課として運動をしていますか?

もしちょうど今、何かを始めようと検討中のあなたに今回は水泳をおすすめします。

なぜなら、水泳は健康の維持と向上に良いとされる有酸素運動であり、中でも関節痛などの症状がある方にとって負担が少なく、夏の暑い季節でもつらくない上に熱中症の危険の少ないスポーツだからです。

今回は水泳の健康効果とメリットについてお伝えします。

脂肪燃焼でダイエット

有酸素運動として強度が高く効果的な運動である水泳。

有酸素運動といえば、運動の中でも長時間継続することで脂肪を燃焼し、ダイエット効果が期待できるのが特徴。息があがるので呼吸器・循環器系が鍛えられて体力がつき、もちろん全身の筋トレにもなります。

なおかつ、水泳には水の特性を生かしたメリットが加わります。

水中では水圧や水の抵抗が加わり、陸上で同じ動きをするよりも高い負荷がかかり、同じ時間の運動でも水中では消費カロリーが陸上の約2倍必要だとか。

水の中を歩くだけでも筋力やカロリーを使うので、水中でのウォーキングやエクササイズも高齢者に人気のスポーツです。

血行促進で代謝アップと冷え性解消

水泳のメリットにはまた、血行促進があります。水圧を受けることで血管が刺激され、そのことが筋肉から心臓へ血液が戻るのを助けるからです。

運動で筋肉がつくと基礎代謝が上がるので、そのことでも血流が促進され冷え性改善にもつながります。

血行が良くなり冷え性が解消されると、大きな体質改善となりますよね。血行不良、冷え性は肩こりや頭痛、生理痛など様々な体調不良のもととなりますので、これが良くなるというのは大きな利点だといえます。

関節への負担とケガの危険が小さい

さらに水泳には、ジョギングなどの陸上での有酸素運動にはない、水中独特のメリットがあります。

水の抵抗や水圧の影響による効果はすでに述べましたが、さらに水泳では浮力のメリットが得られます。

水の浮力が働くと、胸までの高さの水につかっただけで体重は陸上の3分の1ほどになるとされます。膝や腰にかかる負担が減り、膝が痛くて走ったりウォーキングしたりするのがつらい人にとって、このことは最大限のおすすめポイント。

また、リモートワークの普及で座る時間が増え、腰痛に悩む方が増えていますが、水泳は腰痛にも効きます。水に浮かべば脊椎の圧迫が解除され、泳ぎで腰回りの筋トレにもなるからです。

また、高齢の人が運動で注意しなければならないことに転倒によるケガがありますが、水泳なら、プールサイドでの移動に注意を払えばそうしたケガをするおそれが低いです。

こうした点も、若年者だけでなくすべての年齢の人に水泳が適している理由です。

免疫力アップ

水泳で風邪をひきにくい体づくり、といった話もよく聞かれます。やはりこれも、水に浸かることの効果が大きいと考えられます。

通常、プールの水は体温よりも冷たく、水に入っていると体温が急速に奪われていきます。

これに対し、人間の身体は体温が下がるのを防ごうとして、心臓の働きを高め血行が促進されます。

こうして新陳代謝が活発となることや、水の冷感、圧力、水流による適度な刺激が自律神経の働きを高めると言われ、免疫力アップにつながると考えられています。

ストレス解消、幸せホルモン分泌

運動はストレス解消になるとよく言われます。水泳やそのほか、ウォーキングやダンスなどの一定のリズムを長時間繰り返す運動にはいわゆる「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促す作用があるそうです。

セロトニンは、喜びや快楽などの感情を動かすドパミン、恐怖、驚きなどを伝えるノルアドレナリンといった神経伝達物質をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。

「12週間の水泳にはヨガと同等の不安軽減効果」(Women’s Health https://www.womenshealthmag.com/jp/fitness/a64665/5-ways-
swimming-will-improve-your-life-20180601/
)などとも言われています。

脳を活性化し認知力アップ?

水泳は、身体だけでなく脳にも良いかもしれないことが分かってきました。

そもそも有酸素運動というものは、酸素を多く取り入れ血流を促進するので、脳細胞の活性化につながります。

また、有酸素運動は神経組織の発生に寄与し、神経細胞やその損傷を修復するのに重要な役割を果たす、つまり学習や記憶などの認知機能アップにつながるということも分かっています。

ほかの有酸素運動に比べ、水泳に特化していえる効果が見つかる可能性もあるという報告も。

ラットでの研究によると、水泳が脳内回路を刺激し、海馬の炎症を抑制してアポトーシス(細胞死)を抑制することが示されました。

これはつまり、神経細胞を長生きさせ、加齢による認知機能の低下を抑えることにつながります。

これがラットでなく人間の場合にも同じなのかどうか?この点についてはまだ明白な結論は出ていませんが、ほかに行われた様々な調査からも、水泳と認知機能の向上にはなんらかの関係がありそうな予感です。(クーリエ・ジャポン https://courrier.jp/news/archives/257274/

まとめ

家でじっとしているのではなく、もっと体も頭も使わなないと、どんどん老化が進んでしまう。

分かっていても、体力がなくて億劫だったり、膝や腰が痛くて運動できなかったりという方は多いでしょう。そんな方にこそ適した運動が水泳なのです。

まずは水中ウォークからでも始めませんか?もちろん、場合によってはおぼれるおそれがあるほか、水中で心臓に負担がかかるため動脈硬化の進んでいる人には注意が必要など、良いことばかりとも言えません。

ですが、海や河川で泳ぐのとは異なり人の管理が行き届き、暑さや雨などの天候に左右されないスポーツジムのプールや公営プールなどが通いやすい場所にあるならば、迷うことなく水泳はおすすめです。

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