美と健康のおおもとはミトコンドリアから!細胞のエネルギー産生工場・ミトコンドリア
私たちの製品に含まれる瞬芽ブドウ種子成分は、細胞のミトコンドリアを増やし活性化することで、健康や美容に良い効果をもたらすことを期待しています。
なぜミトコンドリアか?実はミトコンドリアというものは、様々な病気の治療や抗老化の分野で現在、大きく注目を浴びているところなのです。
そこで、今回はミトコンドリアについての基本的な知識を学びましょう。
ミトコンドリアとは?
ミトコンドリアは私たちが生きていくために必要なエネルギーを産生する細胞小器官です。
私たちの体は約60兆個の細胞からできています。そしてその細胞ひとつひとつの内部に、細胞小器官という構造があります。
ミトコンドリアはひとつの細胞の中に100~2000個が存在するといわれています。
動物や植物などの細胞は、遺伝情報の入った「核」というものが細胞内にありますが、その細胞内に存在するミトコンドリアはまた別に、独自のDNA(ミトコンドリアDNA、mtDNA)を持っています。
このことは太古の昔に、原核生物(細胞内に遺伝物質が直接入っている)の一種の好気性細菌が原始的な真核細胞(細胞内に核を持ち、その中に遺伝情報がある)に入り込んで共生したものがミトコンドリアであることを示しているという説があります。
まだ動物と植物が分岐していないような時代の話で、生命の進化と多様性を示す証拠が私たちの体の中に歴然とあるということに驚かされますね。
ミトコンドリアの働き
ミトコンドリアは私たちが生きていくために必要なエネルギーをつくると書きました。そのエネルギーとは、ATP(アデノシン3リン酸)。
ATPは、筋肉を収縮させたり、心臓や胃、腸といった内臓を動かしたり呼吸をしたりと、私たちが生きる上で必要な活動のすべてに必要とされるエネルギー源です。
そのATPをミトコンドリアは、体内に取り込んだ栄養と酸素からつくり出します。
そのためミトコンドリアは、細胞内の「エネルギー産生工場」や「発電所」などと言い表わされることもあります。
ATPの産生以外にもミトコンドリアはいくつもの大切な役割を担っています。
傷ついたり不要になった細胞が自ら死滅することで個体をより良い状態に保つ「アポトーシス」は、
ミトコンドリアを起点に始まるとされています。
このほか、細胞内のカルシウムイオンの濃度制御、代謝の調節、活性酸素産生、そして免疫機能にも重要な働きをしていることが分かってきました。
ミトコンドリアの状態が私たちの健康を左右し、さまざまな病気の治療にもかかわってくることが分かり、今現在、世界中で研究が繰り広げられているところです。
ミトコンドリア病
生命にとって非常に大切な働きをしているミトコンドリアがもし、正常に機能しなくなったら?細胞が活動するためのエネルギー源が不足し、その細胞組織が、ひいてはその臓器が正常に動けなくなってしまいます。
また、ミトコンドリアは全身に存在しているので、その不調は全身に及びさまざまな疾患、症状として表れてきます。
例えば、心臓の細胞なら血液を全身に送りづらくなりますし、筋肉の細胞の場合は運動障害、疲れやすいといった具合です。
脳の症状であれば、けいれん、脳卒中、精神症状、発達の遅れといった症状となり、感覚器の場合は見えにくい、聞こえにくい、内臓に現れれば腎障害、肝障害など。
特に、ミトコンドリアが多く存在する神経、筋、心臓などに現れやすいとされていますが、このように多様な症状がさらに、複数組み合わさって起こることもあります。
ミトコンドリアの機能低下が原因のこうした病気をミトコンドリア病と総称し、難病に指定されています。
まだまだ解明されていない部分が多く、根本的な治療法も見つかっていません。近年は少しずつ治療につながるような研究結果が得られており、期待が集まっているところです。
老化とミトコンドリアの関係
先のミトコンドリア病は子どもや若年層にも発症する病気ですが、高齢になるとこうした疾患や症状を持っても不思議ではないと思われませんか?
それもそのはず、年をとりミトコンドリアが老化すると、その働きが悪くなり、ミトコンドリア病と同じように細胞のエネルギーのもとをつくりだす活動が低下するからなのです。
つまり、ミトコンドリア病の治療や研究が進めば、それは老化対策にも応用できるのでは?と期待が高まっているのです。
年をとれば体の機能が衰えるのは当然のこととして、現在の私たちは受け止めています。
しかしこの老化という現象は、もとをただせばミトコンドリアから起きているのです。
ミトコンドリアはATPをつくる際に酸素を使いますが、その一部が細胞を傷つける活性酸素に変換されます。ミトコンドリアは生体にとって不可欠なATPを産生しながら、生体にダメージを与える活性酸素も産生しているのです。
そして皮肉にも、ミトコンドリア自体がその活性酸素に長年さらされ続けることで、ミトコンドリアの機能低下が起きてきます。
ミトコンドリアの働きが悪くなってくるとさらに活性酸素の産生が増え、それによりミトコンドリアDNAに異常が起き、さらにミトコンドリアの働きが悪くなって数も減ってしまうという悪循環に陥ります。
これが加齢にともなう老化、それによる様々な症状につながると考えられているのです。
老化を防ぐことができる?
近い将来、ミトコンドリア病の治療が可能になれば、それは予防医学やアンチエイジングにも画期的な新たな道が拓かれることになりそうです。
その「抗老化薬」のようなものが開発される前に、今の段階でも、ミトコンドリアを元気に保つという観点で私たちにできることがあります。
私たちが研究の末に見つけ出した「瞬芽ブドウ種子成分」を含有するサプリメントシリーズiGS4000シリーズのようにミトコンドリアの働きをサポートする食品を摂ること、そして運動などです。
具体的には、また稿を改めてご紹介したいと思います。
参考URL
難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/194
筑波大学生命環境学群 生命地球科学研究群生命環境系
https://www.life.tsukuba.ac.jp/laboratory/lab_ishikawakaori_20211222/
東京都健康長寿医療センター研究所 https://www.microbio.med.saga-u.ac.jp/Lecture/kohashi-sb2/part8/8-3.html
DIAMOND online https://diamond.jp/articles/-/341490