白湯を生活に取り入れよう!
「白湯」は体にいい。そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
夏は冷たいものを好んでしまいますが、体を冷やしてしまう夏だからこそ内側から温めてくれる白湯を生活に取り入れてみませんか?
白湯は、健康や美容に関するさまざまな効果が期待されています。
そこで今回は、白湯とはなにか?作り方はどうしたらいいか?など白湯のメリットなども併せてご紹介します。
白湯とは?
「白湯」とは、簡単に言うと水を一度沸騰させて冷ましたものをいいますが、飲用の水であれば、水道水でもミネラルウォーターでも大丈夫です。
60度以上の水をお湯といい、なかでも1度沸騰させて飲みやすい温度まで下げたものが白湯です。
ただし、水道水の場合は、水道水に含まれる残留塩素などの不純物や有害物質を取り除くために10分以上の沸騰が必要になります。
白湯をつくるにも明確な決まりはなく、作り方はいたって簡単!
<水道水から作る場合>
やかんや鍋などに水道水を入れて、不純物を取り除くためしっかり沸騰させます。
<ミネラルウォーターなどの浄水から作る場合>
ケトルや電子レンジで温めるだけでもOK。電子レンジなら数分で作れます。
電子レンジでの作り方:コップ1杯(150〜200ml)の浄水を電子レンジに入れます。
600Wなら1分30秒、500Wなら2分程度温めたら完成です。
※温める直後は熱いので気を付けてくださいね。
白湯の効果
体にいいとされている白湯には、具体的には以下の効果が期待されています。
冷え性改善
夏は、冷房や冷たい飲み物・食べ物などを欲しがりがち。冷たいものばかり取り入れているとやはり体は冷えてしまいます。
白湯は身体を温められるため、内臓の働きが活性化されます。血流が良くなることで冷え性の改善効果が期待できると言われています。
ダイエット効果
白湯は、温かい飲み物なので、飲むことで胃腸が温められ、内臓が活発になって血流もよくなります。
内臓が活発になることで、基礎代謝が上がり脂肪が燃焼しやすくなります。また体を温めることで老廃物が排出しやすくなるためダイエット効果が期待できます。
免疫力アップ
白湯を飲むことで体が温まります。体温が1℃下がると、免疫力が30%下がるといわれているので、体を温めることで体温を上げて、免疫力の向上を目指しましょう。
デトックス効果
内臓が温められ、消化力がアップし、便通が良くなるなど、腸内環境が改善する効果が期待できます。
また、血流が促進されることで老廃物が排出されやすくなったり、代謝が高まることでむくみにくくなる効果も期待できます。
便秘解消
胃腸があたたまることで、動きが活発になるため、便秘解消の効果が期待できます。水分補給という意味でも、水分をとるので、便が柔らかくなるため排泄しやすくなる効果もあります。
白湯を飲むと良いタイミング
白湯は、朝起きてから最初に飲むのが効果的だと言われています。睡眠中は、体の水分が少なくなっており、また体温も下がっているので、冷たい水を飲むと、内臓の動きが悪くなります。
白湯を、朝起きて最初に飲むことで、体温が上がり、内臓の動きが活発になり、血流がよくなるのです。胃腸が温まることで、栄養の吸収などもしやすくなり、消化機能の向上など多くのメリットがあります。
また就寝前もおすすめ。体を温めてくれる白湯を、寝る前に飲むことで、冷えによる寝つきの悪さの改善が期待できます。
さらには、ストレスや緊張が和らぐ、リラックス効果も期待できます。白湯を飲むことで寝つきが良くなる効果も期待できます。
ただし、眠る直前に飲んでしまうと、胃腸が刺激されてしまうことがあります。目覚めのスイッチが入ってしまうため、睡眠の30分までに飲むことを意識するとよいでしょう。
白湯を生活に取り入れよう
いつもの水を温めるだけでできる白湯。手軽にできることから、毎日の水分を少しだけ白湯に変えてみるのはいかがでしょうか。
少し味が付いた飲み物がいいという方もいるかもしれません。そんな方は、白湯をアレンジしてみてください。
レモン、生姜、はちみつ、ミント、梅干しなど、アレンジも無限大。筆者イチオシは、梅干しです。
梅干しにはクエン酸、鉄、カリウム、カルシウム、ポリフェノールなど栄養素が豊富なので、梅干しを入れる梅白湯は、血行促進効果のある白湯と栄養素を豊富に含む梅干しが合わさった身体にうれしい飲み物に変身。
このように白湯×○○で、プラスした食材の相乗効果によって、さらに白湯効果アップも期待できます。朝の1杯にぜひ試してみてくださいね。
これからの時期は、外の暑さとエアコンの効いた室内の温度差が激しくなります。
体調も崩しやすくなるかも。白湯を飲むことを毎日習慣にすることで、体の中から健康的になりましょう。