生活習慣の見直しで免疫力を上げる!「今」できること《後編》
感染症や重症化リスクをを抑えるためには、免疫力の強化が不可欠です。健康な免疫システムは、ウイルスの侵入に対抗してくれたり、予防してくれたりと重要な体の機能になります。前編では、免疫力アップには、「体温を上げる」「睡眠の質を上げる」「よく笑う」「食事」についてご紹介しました。
後編では、毎日の生活に取り入れやすく、感染症から身を守る力を高めやすい方法などをご紹介します。
免疫力をアップさせる
免疫力アップは、健康な生活を築く重要な鍵です。免疫力が強化されると、感染症から身を守るだけでなく、身体全体の調和も促進されます。
適度な運動
日常生活において、適度な運動は免疫力の効果が期待できる重要な要素です。運動は体内の免疫細胞を活性化させると言われていて、免疫機能の向上にもつながります。さらにはストレス発散にもなるので、心身をリラックスさせる効果があります。
ウォーキングやジョギングなどは日常に取り入れやすくおすすめ。血流を促進し、体温を上昇させ、免疫細胞が活発に働く環境をつくり出します。続けることが大切なので、無理のない範囲で始めましょう。
お家で手軽にできる運動
効果的な運動を取り入れることで、免疫力をアップし病気の重症化リスクをが抑えられると考えられていますが、いざ運動するとなると身構えてしまいできないことも。まずは省スペースで手軽にできる運動をご紹介します。
1. スクワット
大腿四頭筋やハムストリングを刺激し、全身の筋力を向上させます。ちょっとした休憩時間に、その場で数回行うだけでも効果的。
2. ストレッチ
首や肩、背中のストレッチは、体全体の柔軟性を向上させるのにも良いです。手を上げて背伸びをするだけでも、体全体を伸ばすことができます。疲れた体をリフレッシュさせるために、定期的なストレッチはおすすめです。
3. 座ったままエクササイズ
足首回しや膝を曲げ伸ばしすることで、血行が促進されます。
不足しがちな部分は、サプリで補う
生活習慣を全て見直すのは難しいと感じる人もいるでしょう。「あれも、これもやらないと!」と気負いしてしまうと途中で挫折してしまうことも。
そんなときには、サプリメントを活用することで手軽に不足しがちな栄養素を補えてしまいます。免疫力を上げるには、バランスの取れた栄養摂取も重要です。これをサプリで補うことは手軽で効果的な方法の一つです。
特にビタミンDやビタミンC、亜鉛などは免疫機能に直結する栄養素で、ただ食べるだけでは取り入れにくい面もあります。食事の不足分を補う手段としても有効的ですし、なんといっても手軽さが抜群です。
ただし、適切な摂取量や品質に気を付けないといけない部分もあります。バランスの良い食事と併用しつつ、上手に使い分けるのが良いでしょう。
免疫力アップを手助けするサプリメント
免疫力アップをサポートするサプリメントにはいくつかの種類があります。ビタミンD、ビタミンC、亜鉛などはよく耳にするところではないでしょうか。ここでは手軽にとれるサプリメントの種類と効果をご紹介します。
1. ビタミンD
ビタミンDは、体内に侵入したウイルスや細菌などに対して必要な免疫機能を促進する役割があり、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にも深く関わっています。
2. ビタミンC
ビタミンCは、摂取することで免疫機能が強化され、抵抗力を高めてくれます。抗酸化作用が活性酸素の働きを抑制する役割もあり、菌と戦う際にでる活性酸素のバランスも整えてくれます。
3. 亜鉛
亜鉛が欠乏すると免疫不全が起こるという研究も発表されているほど、亜鉛は免疫の働きには欠かせないと言われています。ウイルス性感染症などの対策に亜鉛を摂り入れるとよいということも世界的に注目されています。
サプリメントは適切な摂取量とバランスが重要です。普段の生活のプラスαで使ってみるのも良いでしょう。
感染症の予防につなげよう
寒い時期になると感染症が増加しますが、感染症予防策のなかで、免疫力の強化が特に重要とされています。免疫力が十分に働いている体は、病原体に対して効果的に対抗でき、感染症のリスクを低減させます。
また、ストレスの管理も感染症予防に直結します。慢性的なストレスは免疫機能を低下させてしまうので、リラックスや趣味に時間を割き、ストレスを軽減することも大切です。
さらに、手洗いやマスクの着用など基本的な予防策も併用することで、感染症から身を守るアプローチになってくれます。
まとめ
免疫力の向上には、生活習慣の見直しが重要なポイントです。ほんの少し見直すだけでも健康につながります。
ただ、あまりにも気負いすぎてしまい、過度にやりすぎるとつらくなってしまうこともあります。サプリメントなど手軽に頼れるものを使ったり、「今日はここまでにしよう」と自分のなかで目標を決めたりと、上手くバランスをとりながら進めるのがいいでしょう。